色移りが起こる原因
いつも通り洗っていたら、お気に入りの服に色移りしてしまった…。そんな経験はありませんか?
そもそも色移りは、衣類に使われている染料が溶けてしまい、他の衣類にしみこんでしまうことによって起きてしまいます。
汚れだけでなく、色まで落としてしまうわけですね。
溶けてしまった染料は、洗濯されている間に水にも溶けてしまいます。
染料が溶けた水で洗濯されるわけですから、一緒に洗っているすべての衣類に色移りしてしまう可能性も。
また色移りが起こるのは洗濯中だけではありません。
洗濯した後、濡れている状態の衣類を放置していても色移りが起こってしまうのです。
色移りの落とし方!時間が経った洗濯物にも
色移りには、アルカリ性の洗剤で対処するのがオススメです。弱アルカリ性では効果が薄いため、アルカリ度の強い粉末の酸素系漂白剤を使うと良いでしょう。
また白い衣類には塩素系の漂白剤が効果的です。
塩素系漂白剤は、酸素系漂白剤よりもさらにアルカリ度が強く、普通の衣類に使うとその服の色自体を落としかねない漂白力を持っています。
白い衣類にしか使えないため、間違っても通常の衣類に塩素系の漂白剤を使わないようにしましょう。
他にもある色移りの落とし方
酸素系や塩素系の漂白剤を使うのはちょっと…。と思う方もいらっしゃることでしょう。
大切な衣服ならなおさらです。
ここでは漂白剤を使わない、手軽にできる落とし方をご紹介!
効果は薄くなるものの、色移りしてからすぐに行えばきっちり色移りを落とせますよ。
50℃のお湯で洗濯
色移りに気付いたら、お湯でもう一度すぐに洗濯しなおしましょう。お湯で洗うことで、色移りした部分の色を落とせます。
単体で洗うと他の衣類に色が移ることもないですから安心ですね。
冷たい水ではなくお湯で洗うことで、洗浄力もアップするのです。
洗剤を少し多めにして洗濯
洗剤の量を多めにして洗濯することも色移りに効果的です。入れる洗剤の量は、倍くらいでもOK。
洗剤を沢山入れる分、すすぎをきちんとして洗剤を落としきるようにしてください。
洗い終わった洗濯物に洗剤が残っていると、雑菌が繁殖してしまう原因となります。
すすぎは2回して、汚れも洗剤も洗い落としましょう。
重曹とお酢で洗濯
重曹とお酢を混ぜて、色移りの部分をピンポイントで洗う方法です。弱アルカリ性と酸性の中和反応で色移りを落とせます。
重曹とお酢で洗った後は、しっかりすすぐことを忘れずに。
落ちないからといってゴシゴシこすってしまうと、生地が傷んでしまうため注意してください。
どうしようもないならクリーニングへ
ここまでご紹介した方法でも色移りが落ちない場合は、プロに頼みましょう。クリーニングに任せるのです。
注文するときには、色移りを落としてほしいこととその部分を伝えておきましょう。
事前にきちんと伝えておけば、クリーニング店も色移りを落とすために必要な金額を提示してきます。
お金はかかりますが、自分でやるより確実な方法ですよ。
宅配クリーニングなら家にいながらでも
クリーニング店が近くにない、あってもいつも混雑している…。そんな方には宅配クリーニングがオススメです。
家にいながら注文できますから、自分のタイミングでクリーニングを頼めます。
衣類の発送も家から、クリーニングしてもらった衣類の受け取りも家です。
送料無料の宅配クリーニング業者も多く、お得なキャンペーンやクーポンも盛りだくさん。
初めての方でも安心して利用できるサービスが多く、宅配クリーニングは今人気を集めています。
まとめ~色移りの落とし方は漂白剤を使うだけ~
今回の内容をまとめると以下の通りです。- 染料が溶けることにより色移りが起こる
- 洗濯後の衣類を放置することでも色移りしてしまう
- 粉末の酸素系漂白剤で色移りを落とす
- 白い衣類には塩素系漂白剤を
- どうしようもないならクリーニングへ
- 色移りを防ぐためにも分けて洗うのが基本
- 色移り防止シートも効果的
色移りは漂白剤で綺麗に落とせます。
白い衣類についてしまった頑固な色移りには、塩素系漂白剤が最適。
色移りを防ぐのであれば、色移り防止シートも活躍するでしょう。
とはいえ、基本的には分けて洗ったりネットに入れて洗ったりとちょっとした意識で色移りは防げます。
大切な衣類が悲しいことにならないよう、「色移りするかも」という意識を常に持っておきたいですね。