次からは、宅配クリーニングの正しい選び方について詳しく解説していきます。
料金システムによって選ぶ
まずは宅配クリーニングの料金システムを把握しなければなりません。
宅配クリーニングの料金システムは主に「1点ずつ発注型」と「まとめ発注型」に分かれます。
「1点ずつ発注型」は店舗型のクリーニング店と同じく、服の種類によって1点1点の料金が異なる料金システムです。
「まとめ発注型」は服の種類に関係なく、一定の数量でひとまとめにする料金システムです。
例えば衣替えの時期に家族分の服をまとめて出す場合は、このまとめ発注型はかなりお得になります。
逆に日常的に使うのがメインで、近所にクリーニング店がなく、自分が持ち運ぶのも嫌という方なら、「1点ずつ発注型」の方がおすすめです。
このように、衣替えの時に使うのがメインか、日常的に使うのがメインかによって、選ぶ業者が変わってきますので、どちらかを優先するか事前に決めておくといいですね。
保管期間の長いところを選ぶ
宅配クリーニングは基本的に無料保管サービスが付きます。
衣替えの時期に利用するなら、やはり保管期間の長いところがおすすめです!
保管期間は6~9ヶ月くらいのが一般的ですが、中には1年近く保管してくれるところもあります。
大切な服は自分でメンテナンスしながら保管するよりは、やはり専門の倉庫に管理された方が安心できますね。
年に1~2回長期保管付きの宅配クリーニングサービスを利用できれば、衣類の収納場所に困らなくなります。
出すアイテムの種類から選ぶ
どんなアイテムを出すかも重要です。
服、布団、靴…。
実は衣類だけではなく、様々なものが宅配クリーニングに依頼可能です。
特に自宅では洗いにくい布団や絨毯、カーテンなどを洗いたいなら、大物クリーニングに対応しているお店に依頼しましょう!
自宅で洗うのも干すのも大変ですが、宅配クリーニングに依頼すればとても便利です。
中にも保管サービス、圧縮サービスを行ってお店がありますので、家の収納スペースに悩む方は、便利なサービスを提供するお店を選ぶことがおすすめです。
宅配クリーニングを利用する際に、店舗型とは異なったところに注意を払う必要があります。
詳しく見ていきましょう。
集荷キットに入れるかどうかを確認する
専用の集荷キットは便利ですが、数量が10点でも20点でも同じ大きさのため、かさばる冬物だと入りきらない可能性が高いです。
そういうときは、入りきる大きさの段ボールに詰めて発送するのがおすすめです。
お店にもよりますが、2個口で送ると大体送料がかかるため、できるだけ1個にまとめてしまうのがコツです。
取り扱いアイテムに当てはまるかを事前に確認する
お店によって異なりますが、宅配クリーニングは基本的店舗型と同じく、下記の衣類は取り扱いしません。
- 水着
- 下着
- ゴム引きのもの
- 乾いていないもの
また、臭いや汚れが酷い、傷や穴などの損傷が激しい、ペットの毛が大量に付いているなどの衣類も取り扱い除外品です。
取り扱い除外品はクリーニングされず返品されますが、業者によって返送料金が請求されます。
したがって、クリーニングを出す前は一度中身をよく確認するのが大事です。
追加料金に気を付けましょう!
「まとめ発注型」の場合は、出す衣類の点数を多く入れてしまうと追加料金が請求されます。
ただし、1点につき大体600円~1200円前後ですので、例えば11点を出したい場合は、「15点パック」にするより「10点パック」に1点追加料金を払ったほうがお得です。
ここまで、宅配クリーニングの正しい選び方を紹介しましたが、いかがでしょうか。
要点をまとめると下記です。
- 日常的に使うのがメインの方なら「1点ずつ発注型」を選ぶ
- 衣替えの時期にまとめて使う方なら「まとめ発注型」を選ぶ
- 収納に困っている方は保管期間が長い業者がおすすめ
- 布団や絨毯を出したい方は大物クリーニングに対応しているお店を選ぶ
また、宅配クリーニングを利用する際に、集荷キットに入れるかどうか、取り扱いアイテムに当てはまるか、そして追加料金などについて注意を払う必要があります。
どのように利用したいかによって選び方が変わりますが、今回紹介したポイントを参考に、まずはお試しで宅配クリーニングを複数試してみて、そこから一番気にいったところをリピートしていくのがいいでしょう。