墨汁は落とせる!
子どもが学校から帰ってきて、服に墨汁がついていた時の絶望感は計り知れません…。洗濯しても落ちない黒いシミに悩んできたお母様方は多いことでしょう。
洗濯用洗剤でも、食器用洗剤でも、アルコールでもクレンジングオイルでも除光液でも落ちないこの黒いシミ。
どれだけこすったとしても、生地が傷むだけでシミは落ちてくれません。
なぜ落ちないのか、それは墨汁が不溶性だからです。
墨汁は不溶性
シミにはいろいろ種類があります。ジュースや醤油のシミは水溶性であり、水に溶けるため洗えば落とせます。
カレーや化粧品のシミは脂溶性、油に溶けるためクレンジングオイルを使えば落とせます。
問題は不溶性のシミです。
水にも油にも溶けないため、そう簡単には落ちてくれません。
そして何を隠そう、墨汁は不溶性なのです。
カーボンブラックという黒い粉、ニカワが墨汁の主な原料であり、このカーボンブラックが服の繊維に入り込み落ちなくなっているわけです。
普通に洗っても墨汁は落とせません。
ではもう服を捨てるしかないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
墨汁は家にあるもので落とせるのです!
墨汁の落とし方7選!お米や歯磨き粉が効果的
墨汁の落とし方を7つご紹介します。家にあるもので今すぐ実践してください!
洗うタイミングが早ければ早いほど、墨汁のシミは落ちやすいですよ。
- 墨汁の落とし方
- 熱湯で落とす
- 固形石鹸で落とす
- ご飯粒で落とす
- 歯磨き粉で落とす
- マジックリンで落とす
- 酸素系漂白剤で落とす
- 墨専用洗剤で落とす
墨汁が服についてしまった時の応急処置
- 【用意するもの】
- ティッシュ
- 【手順】
- シミ部分をティッシュで挟む
- あくまでも押さえることを意識する
墨汁は時間が経てば経つほど落ちづらくなります。
明日洗おう、ではいけません。
すぐに応急処置をすることが大切なのです。
シミ部分にティッシュを当てて、シミが広がらないように応急処置をしましょう。
こすってしまうとシミが広がるため、あくまでも押さえるだけに留めてください。
応急処置ですから、シミを落とすためにもその日のうちに洗ってしまいましょう。
1日経ってしまっただけでも、墨汁はかなり落ちづらくなってしまいますよ。
どうしても落ちないときはクリーニング
墨汁のシミが綺麗に落ちてくれるとは限りません。今回紹介した落とし方でも落ちないときは、速やかにクリーニングへ持っていきましょう。
大切な衣類なら初めからクリーニングに頼るのもオススメです。
プロに任せるのが一番ですよ。
お店に行くタイミングがないなら宅配クリーニング
家にいながら利用できる宅配クリーニングもオススメです。ただし自分で洗ってどうしようもない場合に使うようにしてください。
何度も言うようですが、墨汁のシミはすぐ対処することが大切です。
初めから宅配クリーニング頼みだと、実際にクリーニングしてもらえるまでに1日以上かかってしまいます。
業者にクリーニングしてもらう頃には、かなり頑固なシミになってしまう恐れがあるのです。
自分である程度落として、仕上げに宅配クリーニングを活用するようにしましょう。
事前に「墨汁のシミがここにあるよ」と業者に伝えておくとスムーズですよ。
まとめ~墨汁の落とし方はすぐやればやるほど効果的~
今回の内容をまとめると下記の通りです。- 墨汁は不溶性
- 普通に洗濯しても落ちにくい
- ついて間もない墨汁は熱湯・固形石鹸・マジックリンで落とす
- 時間が経った墨汁はご飯粒・歯磨き粉・酸素系漂白剤で落とす
- 墨専用洗剤で落とすのもオススメ
- どうしても落ちないときはクリーニング
- 洗って落とせる墨汁を使おう
- 書道がある日は汚れてもいい服を
墨汁の落とし方にはさまざまなものがあります。
どの落とし方にしても、いかにすぐ洗うかがカギを握ります。
墨汁のシミを発見次第、すぐに洗い落とすようにしましょう。
楽しく書道をするためにも、洗い落とせる墨汁や、シミがついても問題ない服を着ておきたいですね。