つけ置き洗いとは?
つけ置き洗いは、手洗いによる洗濯方法の1つです。洗剤を溶かした水につけこんで汚れを落とす洗い方であり、手間がかからないのが大きなメリット。
ひどい汚れも時間をかけて落とせますから、頑固な汚れやシミにも効果的です。
デリケートな服も傷つけない洗い方ですから、衣服も長持ちしますよ。
他にも様々な洗い方がありますから、衣服や汚れに合わせて適切な洗い方で洗いましょう。
つけ置き洗いの正しいやり方
やり方は簡単、洗剤を溶かした水につけ置くだけです。ぬるま湯のほうが、汚れは落ちやすいため、水ではなくぬるま湯で洗いましょう。
38℃くらいの温度がちょうど良いです。
熱に弱い素材もあるため、洗濯表示は確認しておいてくださいね。
脱水方法
バスタオルで挟むことでよりしっかり水がとれます。挟んで軽く叩いて、衣服から水がしたたり落ちなくなったら脱水は充分できています。
まだ脱水が足りないようなら、洗濯機を使いましょう。
洗った衣類とバスタオルがバラバラにならないよう、まとめて洗濯ネットに入れてから洗濯機で脱水してください。
脱水の時間はできるだけ短くすることが、綺麗な仕上がりにするコツです。
長くても1分以内で脱水しましょう。
15~30秒程度で十分脱水できます。
室内で干すのであれば、下記記事を参考に干すと生乾きのニオイも防げますよ。
実は洗濯機でも?簡単つけ置き洗い
つけ置き洗いをしたいけど手ごろな容器がない…。そんな時は洗濯機を活用しましょう。
洗濯機も1つの大きな容器です。
洗いの途中で一時停止してしまえば、洗剤と水が混ざった状態でつけ置き洗いができます。
洗濯機の中にはつけおきコースがあるものもありますから、一度確認してみてください。
わざわざ容器を用意する必要がないですし、洗濯機は大きいためまとめてつけ置き洗いができます。
デリケートな衣類をまとめて沢山洗ってしまいましょう。
とはいえ、入れすぎると汚れも落ちにくくなるため、ほどほどにしておいてくださいね。
つけ置き洗いをする時の注意点
つけ置き洗いは簡単な洗い方ですが、いくつか注意点もあります。- つけ置き洗いの注意点
- 固形物の汚れはできるだけ取っておく
- 洗剤はきちんと溶かしておく
- 水の温度差に注意
- 一晩つけ置きはNG
- 洗濯タグは必ずチェック
固形物の汚れはできるだけ取っておく
つけ置き洗いをする前に、とれる汚れは取っておきましょう。固形物の汚れはつけ置いている間に水に溶け、逆に他の部分に汚れとして移る可能性があります。
出来るだけ綺麗にしてからつけ置き洗いをしてくださいね。
洗剤はきちんと溶かしておく
つけ置き洗いは基本的にはどんな洗剤でもOKです。液体洗剤は水に溶けやすいものの、粉末洗剤は溶けにくいですから洗剤の種類によっては注意が必要となります。
洗剤の溶け残りがあると、衣服について残ってしまう可能性があるのです。
しっかりと洗剤を溶かしきってから、衣服を入れてくださいね。
水の温度差に注意
衣服は、水の温度差があればあるほど縮みやすくなります。熱々のお湯につけておいて、1時間も放置したら温度差はかなりのものになりますよね。
ぬるま湯でやるにしても、冷める前にすすいでしまうことをオススメします。
また、すすぐときの水の温度にも注意しましょう。
ぬるま湯につけていたならぬるま湯で、水につけていたなら水ですすぐようにしてください。
ぬるま湯につけていたのに冷水ですすいでしまうと、衣服が縮みやすくなってしまいます。
一晩つけ置きはNG
つけ置く時間が長ければ長いほど汚れが落ちるわけではありません。むしろ汚れた水に長時間つけておくことで、かえって汚れてしまう可能性があるのです。
特にポリエステル素材だと、汚れを吸って黒ずんでしまう危険も。
また色落ちしてしまうこともあります。
つけ置きは長くても2時間までにしておきましょう。
まとめ~つけ置き洗いで簡単キレイに~
今回の内容をまとめると下記の通りです。- 洗剤を溶かした水につけこんで汚れを落とすつけ置き洗い
- ひどい汚れも時間をかけて落とす
- デリケートな服も傷つけない洗い方
- 38℃くらいの温度がちょうどよい
- 脱水の時間はできるだけ短く
- 洗濯機の中にはつけおきコースがあるものも
- つけ置き洗いの注意点を意識して
- 漂白剤やおしゃれ着用洗剤を活用
- 便利グッズでつけ置き洗いを楽しく
つけ置き洗いはとっても簡単な洗い方ですが、正しいやり方と注意点を意識すれば十分衣服をキレイにすることができます。
漂白剤やおしゃれ着用洗剤を使えば、洗濯機で洗うよりも綺麗な仕上がりになるでしょう。
手洗いの中でも手間がかからない洗い方ですから、忙しい方にもオススメです。
大切な衣類は、つけ置き洗いで綺麗にしましょう!